やっぱりツォルキンは面白い

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先日本当に久しぶりに「ツォルキン」を遊びまして。
もうプレイ感も何も忘れて初心者のごときプレイをし、ぼろ負けしたわけですが、それでも大変楽しかったです。

ツォルキンを知らない方に軽く説明すると、俗に言う「ワーカープレイスメント」と呼ばれるシステムで、ワーカー(労働者)を盤面に配置し、配置した場所に応じたリターンを得て自らを強化(技術の上昇)をしたり、資源を得たり、勝利点を直接得たりするゲームです。

ただ、ツォルキンの面白いところは、ワーカーを配置した時点で恩恵を受けられるわけではなく、ワーカーを回収した時点で恩恵を受けるところです。更に、配置したエリアは歯車に乗って徐々に動いていき、ターンを経過するごとに強くなっていきます。待てば待つほど強くなる。故にワーカーを回収するタイミングも考えどころで、非常に難しいゲームになっています。

見た目の美しいこのゲームは、私にとって思い出深い作品のひとつ。私が2012年に初めてエッセンに行ったとき大々的に売られていたゲームで、道行く人はかなりの割合でこのツォルキンか、東海道というゲームを持って歩いていました。恐らく歯車のギミックが秀逸で目新しかったからでしょう。

しかし、あれから10年が経った2022年でも、ツォルキンほどギミックが秀逸かつ、システムと見事に融和にしているゲームを私は他に知りません。売れるのは当然かもしれませんね。

そして、2012年はツォルキンももちろん秀逸なゲームですが、他にも面白い作品が多数発売されており「ボードゲーム豊作の年」なんて言われます。

代表的なものを挙げると、まず「四天王」と呼ばれていた「テラミスティカ」「ツォルキン」「キーフラワー」「蟻の国」。キーフラワーは10年の時を経て、日本語版が近日発売されるアナウンスが流れていますね。蟻の国あたりは最近あまり見かけませんが、もちろんディアシュピールにはあります。是非遊んでいただきたいゲームです。

他にも「銀杏都市」「ベガス」「アンドールの伝説」「スパイリウム」「レジスタンス:アヴァロン」「十二季節の魔法使い」あたりも2012年だった気がします。

今でもかなり遊ばれていたり、続編や拡張が出ているタイトル多いですよね。
機械があれば「2012年ゲーム会」なんてものも開いてみたいと思います。

ぜひ、その際は、私と一緒に遊んでやってください。

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かわぐちまさしのアバター かわぐちまさし

世界のボードゲームが1300種類以上遊べるボードゲームカフェ、東中野「ディアシュピール」のオーナー。ボードゲームに関することならなんでもおまかせ!……かも?
最近は、マーダーミステリーの普及に尽力しています。(「消えたパンツと空飛ぶサカナ」「ロナエナ~厄災のギフト~」など制作)愛称は「かんちょー」

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